最近は、Sass(サース)やCoffeeScript(コーヒースクリプト)など、便利なツールがあります。
そういうツールを使わなかったとしても、jQueryや、Bootstrapなどを触ったことがないWeb制作者はいないのではないでしょうか。
それらを、すぐに使える状態で、用意できるのがYeomanです。
Yeomanは、3つのツールの複合
Yeomanは、おもに以下の3つのツールが複合されています。
- Yo
- Bower
- Grunt
Yo
プロジェクトのひな形を作成したり、使用するツールです。
そのひな形をgeneratorと呼び、自分で作ることができますし、人が作成したものを使うこともできます。
Bower
Web用のパッケージマネージャです。
例えば、あるプラグインとそれが動くjQueryのバージョンを、使える状態で揃えてくれます。
Node.jsにおけるnpmやRubyにおけるRubyGems/Bundlerのようなものです。
Grunt
タスクランナーとかビルドツールとか呼ばれています。
ファイルを監視し、JavaScriptを圧縮したり、CSSスプライトを作成したり、と色々できます。
Yeomanを入れてみる
毎度、懲りずにWindowsで動かしてみます。
(やっては見たものの、Macの方が絶対に幸せになれると確信しました)
Node.jsを入れます
Yeomanは、Node.jsで動くので、入れます。
git for windowsを入れます
Bowerを入れるためには、まずGitを入れないと駄目なようで、git for windowsを公式サイトからダウンロードして、インストールします。
Adjusting your PATH environmentでは、DOSコマンドプロンプトで使用したいので、二番目を選びます。
Yo、Bower、Gruntを入れます
DOSコマンドプロンプトからnpmでインストールします。
Macではターミナルですが、それ以外はWindowsも変わりません。
> npm install yo bower grunt-cli -g
Yeomanを使ってみる
generatorを使ってみよう
初めてなので、Yeomanのサイトにあるgeneratorを使ってみたいと思います。
公式サイトからgenerator-webappを選んでみました。
https://github.com/yeoman/generator-webapp
公式サイトに書かれている通り、generatorをインストールします。
> npm install -g generator-webapp
作業用のフォルダを作成し、Yoを実行します。
> mkdir yeomantest > cd yeomantest > yo webapp
そうするとヨーマンさん(?)が出てきます。
カーソルキーとスペースキーで、使用する機能を選択できます。
今回は全て選びます。
それでは次へ、と思ったら何やらエラーが出てしまいました。
もう一度、yo webappを叩いたらいきました。
(知っている方、教えてください)
テストのサーバーを起動してみます。
> grunt serve
また、何やらimageminがエラーが表示されるので、以下のやり方で解決します。
http://qiita.com/Syn/items/140e6c3431e9cc8b06d1
こんな感じの表示が出ましたか?
試しにいじってみる
試しにappフォルダの\app\styles\main.scssに変更を加えて保存するとすぐにブラウザで反映されます。
また、下記のようにするとアップ用のデータができます。
> grunt build
ソースを見ると圧縮されているのが分かりますね。
こうすると、テストサーバーで本番用のデータが確認できますね。
> grunt serve:dist
OptionをつけるとCoffeeScriptがサポートされます。
> yo webapp --coffee
まとめ
もっと、Gruntを知らないと、上手く使えない気がしました。
それでも、今まで面倒に感じていた各種ツールを、動作させるまでの手順が、非常に簡単です。
既存のジェネレータを使い込むか、Yeomanのひな形を自作するか、ベストの方法はそれぞれだと思いますが、とにかくツールとしては、非常に魅力的です。
なんか面倒な感じだったから触らずにいましたが、もっと研究しようと思います。
是非、皆さんも試してみてください。
それじゃーねー。
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