ネットを見ると「あり得ない」と思われがちですが、古い体制で仕事が回せている組織だと、Gitを利用していないことが普通にあります。

組織として利用しない(採用できない)ことは、悪いと言えません。
しかし、個人で使えば、仕事がスムーズに進むのに、それでも利用しないのは、悪です

今回は、声を大にして言いたいと思います。

Webの仕事をしている人は、組織でGitを採用されなくても、ひとりでも使え!

デザイナーやディレクターも使うべし

Gitは、ソースコードを書く人間だけが使うもの、だと思っていませんか?
そんなことはありません。
デザイナーやディレクターも使うべきです。

エンジニアやコーダー達が、どう直したのかを知るべきですし、ソースコード以外の成果物をGitで管理することで、迷いがなくなります。

単純に、人とやり取りが発生したデータに関して、バックアップとして、Gitを利用すると良いです。

Gitの利点

他にもバージョン管理のツールはありますが、Gitが良いように感じます。

Gitには、ローカルとリモートがありますが、複数人で利用しないのであれば、ローカルだけで大丈夫です。
ローカルならサーバーが不要で、Macなら最初からインストールされているので、いきなり使えます。

バージョン管理の利点

本当にバージョン管理って必要ですか?
確かに、なくても生きていけますが、確実に残業が減ります

チームでは、エンジニアなどは、お互いの作業を確認したり、バッティング部分が明確になります。

他の職種で、ひとりGitは、どうでしょうか?

バックアップで迷わない

どんな職種でも、作業していると、必要か不必要か、迷うデータが出てきます。
Gitでデータを管理していれば、とりあえず消してしまっても問題ないです。

コミットを細かくしていれば、すぐに好きなデータ状態に戻れます

差分や更新で迷わない

差分が明示されるデータ(テキストやコード)であれば、差分を見ることができます。
エクセルなどでも、プレビューで分かる場合があります。
そもそも、更新があったかどうか、そんなことを気にする必要がなくなります。

消したはずのデータが復活していた?

例えば、そんなことが、いつ起きたのか、あなたの目で分かるのです。
「頼んだ外注に変なデータを入れられた」
そうはっきり、外注に言えるのです。

操作で迷わない

でも、Gitって、コマンド打たないとダメなんでしょ?

そんな人は、SourceTreeがあれば、大丈夫!
(組織では、アプリケーションをインストールできない場合があるので、ひとりGitできないかもしれませんが、残業を減らすために頑張りましょう)

差分を抽出できる

前は、WindowsのフリーツールやMergeツールを使って、やっていました。
Gitでは、コマンドが必要ですが、簡単に抽出できます。

$ git archive --format=zip --prefix=root/ HEAD `git diff --name-only HEAD HEAD^` -o archive.zip

まとめ

便利なものは、難しそうと思わず、どんどん使うべし。
ビデオの録画ができない(と思い込んでいる)老人と同じになるな!

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